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Hitachi Healthcare Meeting in Kashiwa
ー日立ヘルスケア事業の取り組みと2015年度下期新製品の説明会・見学会を開催

2015-11-24

渡部氏による発表

渡部氏による発表

(株)日立製作所,(株)日立メディコ,日立アロカメディカル(株)は2015年11月21日(土),日立メディコ柏事業場内の日立メディカルフォーラム柏(千葉県柏市)にて,報道機関向けの2015年度下期の新製品説明会・見学会「Hitachi Healthcare Meeting in Kashiwa」を開催した。日立製作所執行役常務,ヘルスケアグループ長兼ヘルスケア社社長の渡部眞也氏と,日立製作所ヘルスケア社副社長兼日立メディコ社長の山本章雄氏が出席し,ヘルスケア事業と新製品について説明するとともに,装置実機の見学会が行われた。

前半の説明会では,はじめに渡部氏が「日立のヘルスケア事業について」と題して,ヘルスケア事業全体の最近のトピックスを紹介した。日立は,「診断・臨床」「検査・試薬」「インフォマティクス」の3つを柱にヘルスケア事業の成長戦略を打ち立て,2018年度に売上高6000億円をめざしている。渡部氏は,医療を取り巻く課題について述べた上で,目標達成に向けた2015年度下期の取り組みを述べた。モダリティ新製品に加え,M2Mによる故障予兆診断や独自WAN(Wide Area Network)Optimizer技術による健診車向け画像転送といった高度サービス,アキュレイ社と共同開設した高精度放射線治療研修センターを紹介。また,国営病院の民営化が進み,市場拡大が見込まれる中国において積極的に事業を展開していくとした。
続いて山本氏が,「医療を取り巻く環境と画像診断領域での日立の取り組み」を発表した。「高齢化の進展」「医療費の増加」「生活習慣病の増加」が大きな課題となっているわが国の医療環境において,医療の質と効率を両立していくことが画像診断の役目であるとした山本氏は,今後はこれまで以上に顧客ニーズに応える課題解決型の製品開発に取り組むと述べ,課題解決に向けた画像診断機器として,64列CT「Supria Grande Advance」や新画像処理エンジン「FAiCE-V NEXT STAGE1」を搭載したX線透視診断装置「CUREVISTA」などの新製品を紹介した。

渡部眞也 氏(日立製作所執行役常務,ヘルスケアグループ長兼ヘルスケア社社長)

渡部眞也 氏
(日立製作所執行役常務,ヘルスケアグループ長兼ヘルスケア社社長)

山本章雄 氏(日立製作所ヘルスケア社副社長兼日立メディコ社長)

山本章雄 氏
(日立製作所ヘルスケア社副社長兼日立メディコ社長)

 

 

後半は,会場1階のショールームにて新製品を中心とした実機の見学会が行われた。
64列CT「Supria Grande」は,シングル〜4列CTを使用しているクリニックや中小規模病院の更新ニーズに応える装置として,2015年初めに発売された。Supria Grandeは,64列CT「SCENARIA」の高度な診断能と16列CT「Supria」のコンパクト性を併せ持つ。今回発表された「Supria Grande Advance」は,Supria Grandeの特長はそのままに,さらにコストパフォーマンスに優れた製品である。Supria Grandeは、シングルスライスCT検査室相当の4.3m×2.8mのスペースに設置できたが,Supria Grande Advanceは,さらに,寝台の撮影範囲を変更可能にしたことで,12m2を下回る非常に狭いCT検査室にも設置できる。

高精度な診断能とコンパクト性を併せ持つ64列CT「Supria Grande Advance」

高精度な診断能とコンパクト性を併せ持つ64列CT「Supria Grande Advance」

 

 

また,X線透視診断装置「CUREVISTA」は,新画像処理エンジン「FAiCE-V NEXT STAGE1」により透視画像処理技術を刷新し,低侵襲治療のより安全で確実な施行を支援する。従来モデルで大きな特長である透視台周辺の広いワークスペースはそのままに,動き追従型ノイズ除去技術“MTNR”や,前後フレームの情報から画像を生成して画像を補完する映像フレームレート補完技術“FRC”により,ノイズを低減してガイドワイヤやステントの視認性を向上させている。加えて,長尺撮影のスロットモードを搭載し,整形外科検査にも対応する。

画像処理技術を刷新したX線透視診断装置「CUREVISTA」

画像処理技術を刷新したX線透視診断装置「CUREVISTA」

補正のない透視画像(左)と新画像処理技術を施した透視画像(右)の比較(CUREVISTA)

補正のない透視画像(左)と新画像処理技術を施した透視画像(右)の比較(CUREVISTA)

 

MRIとしては,超電導MRIシステム「ECHELON OVAL type ORIGIN 5」の高画質を実現した独自の高機能アプリケーションと,新製品の0.25T永久磁石型オープンMRI「AIRIS Light」を中心に紹介。AIRIS Lightは,同社MRI装置の中で最も小さく,前後左右に移動できるフローティング機構の縦配置テーブルにより,肩や膝など体軸から外れた部位も撮像中心にセッティングすることができる。

フローティング機構テーブルを採用した0.25T永久磁石型オープンMRI「AIRIS Light」

フローティング機構テーブルを採用した
0.25T永久磁石型オープンMRI「AIRIS Light」

 

 

超音波診断装置では,11月にバージョンアップしたばかりの「ARIETTA S70」の新機能を紹介した。主な新機能として,超音波画像と他モダリティ画像を同期表示するReal-time Virtual Sonography(RVS)の新機能で穿刺ラインのシミュレーションを可能にする3D Sim-Navigatorと,肝臓向けのエラストグラフィとして開発されたShear Wave Measurementが搭載され,臨床機能が大幅に強化されている。

臨床機能を大幅強化した「ARIETTA S70」

臨床機能を大幅強化した
「ARIETTA S70」

 

 

このほか新製品としては,精神科向けの装置として軽量化したプローブや課題設定などの準備を簡略化する機能が特長の光トポグラフィ装置「ETG-4100」も展示し,わが国の医療が抱える課題の解決を支援する製品群をアピールした。

操作性を向上させた光トポグラフィ装置「ETG-4100」

操作性を向上させた光トポグラフィ装置
「ETG-4100」

 

 

●問い合わせ先
日立製作所ヘルスケア社経営戦略室
ブランド・コミュニケーションセンタ広報グループ
TEL 03-3526-8315
http://www.hitachi.co.jp/

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