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2018年 第23回JAHIS講演会&賀詞交換会を開催

2018-1-18

JAHIS賀詞交換会の様子

JAHIS賀詞交換会の様子

一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は,2018年1月16日(火),第23回JAHIS講演会&賀詞交換会をイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催した。講演会では,下邨雅一氏(運営会議議長)による「2018年の年頭にあたって」に続き,特別講演として医学博士で落語家の立川らく朝師による「新春笑って健康笑って長生き ドクターらく朝の一笑健康〜ヘルシートークと健康落語〜」が行われた。

講演会の冒頭に挨拶した浅野正治氏(総務会会長)は最初にJAHISの会員数が381社となり過去最多となったことを紹介した。浅野氏は,2017年は人工知能(AI)を活用した具体的な導入事例が増えるなど,新しい技術が産業の成長力を後押ししていることを挙げ,保健医療福祉分野でも新技術の活用によって豊かな社会基盤の形成がさらに加速できると述べた。そのためにはJAHIS会員各社のソリューションの成長や位置づけの拡大が重要で,さらなる保健医療福祉領域での情報システムの普及のために取り組んでいきたいと結んだ。
最初に登壇した下邨氏は,1) 2017年を振り返って,2) 市場動向,3) 2018年の取り組みについて紹介した。2017年のJAHISの取り組みでは,標準化推進活動としてJAHIS標準8件,JAHIS技術文書を8件取りまとめたこと,医療情報利活用推進への取り組みとして「臨床検査結果の取扱いに関する意見交換会」へ参画したこと,各部門の取り組みとして海外視察や展博出展対応や教育事業活動などについて報告した。また,市場動向としては会員企業の2016年度の直接売上高は5631億円となっている。市場環境としては超高齢社会に突入し国の施策としてもヘルスケアが重点課題となっており,Society5.0の実現に向けてさらなる発展が期待されるとした。下邨氏は,2018年も引き続き標準化やデータ利活用などJAHIS2025ビジョンのヘルスケアICTの実現に向けた活動を進めることを紹介し,JAHISは平成最後の月となる2019年4月に創立25周年を迎えるが,そこに向けてさらに充実した活動を行っていきたいと述べた。
特別講演を行った立川らく朝師は,杏林大学医学部卒業,慶應義塾大学医学部内科学教室に入局,医師として働いたあと,2000年に46歳で立川志らくに入門,2015年に真打昇進を果たし,医師兼落語家として活躍している。前半のヘルシートークではさまざまな病気から身を助ける“笑いの力”について,後半の健康落語では高血圧を題材にした一席を披露した。

浅野正治 氏(総務会会長)

浅野正治 氏
(総務会会長)

下邨雅一 氏(運営会議議長)

下邨雅一 氏
(運営会議議長)

 
     
特別講演の立川らく朝 師

特別講演の
立川らく朝 師

西山喜重 氏(総務会副会長)

西山喜重 氏
(総務会副会長)

 

 

西山喜重氏(総務会副会長)の閉会の挨拶のあと,会場を移して賀詞交換会が行われた。海外出張中で欠席した会長の山本正己氏に代わって,運営会議議長の下邨氏が冒頭に挨拶。続いて,来賓として厚生労働省大臣官房参事官(情報化担当)の末岡隆則氏,経産省商務情報政策局ヘルスケア産業課課長の西川和見氏,総務省情報流通高度化推進室室長の渋谷闘志彦氏,内閣官房情報通信技術総合戦略室参事官の山田栄子氏,日本医療情報学会副代表理事の澤 智博氏がコメントし,医療情報システム開発センター理事長の山本隆一氏の乾杯の発声で賀詞交換会がスタートした。

末岡隆則 氏(厚生労働省)

末岡隆則 氏
(厚生労働省)

西川和見 氏(経済産業省)

西川和見 氏
(経済産業省)

渋谷闘志彦 氏(総務省)

渋谷闘志彦 氏
(総務省)

     
山田栄子 氏(内閣官房)

山田栄子 氏
(内閣官房)

澤 智博 氏(日本医療情報学会)

澤 智博 氏
(日本医療情報学会)

山本隆一 氏(医療情報システム開発センター)

山本隆一 氏
(医療情報システム開発センター)

 

●問い合わせ先
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会
総務部
TEL 03-3506-8010
http://www.jahis.jp/