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キヤノンとキヤノンメディカルシステムズ,急性期医療情報統合ビューワの販売開始に伴いメディカルメディアセミナーを開催

2023-6-15

Abierto Cockpit for ERの画面例

Abierto Cockpit for ERの画面例

キヤノンメディカルシステムズ(株)は2023年6月1日(木),医療情報ソリューション「Abiertoシリーズ」として,急性期医療情報統合ビューワ「Abierto Cockpit for ER」の販売を開始した。それに先立ち,5月30日(火),ステーションコンファレンス東京(東京都千代田区)において,キヤノン(株)とキヤノンメディカルシステムズ(株)が本製品の特長を紹介するメディカル メディアセミナーを開催した。

Abierto Cockpit for ERは,救急初療室向けのソリューション。院内に設置されているセントラルモニタや病院情報システムから収集されたバイタルサイン,血液検査結果,患者基本情報を1つの画面で統合表示することができる。患者データを経時的に表示し,各トレンドの変化を画面表示や音声で通知することで,治療に集中している医師らの情報の見落とし防止や,スタッフ間の情報共有,マンパワー不足などを支援し,救命率向上に貢献することが期待される。本セミナーでは,近年,導入が進んでいるアンギオCTが設置された救急初療室であるハイブリッドERの概要と,ハイブリッドERにおけるAbierto Cockpit for ERの活用事例などが紹介された。

はじめに,キヤノンメディカルシステムズ(株)ヘルスケアIT事業部長の布施雅啓氏が,「キヤノンメディカル事業の取り組みおよび新ソリューションについて」と題して講演した。ヘルスケア領域における事業展開や,同社のアンギオCTの歴史などを概説した上で,アンギオCTを救急現場で活用している医師らとの共同研究によってAbierto Cockpit for ERが開発されたとし,その特長を紹介した。

続いて,活用事例として,Abierto Cockpit for ERの共同研究を行った関西医科大学総合医療センター救急医学科の中森 靖氏と丸山修平氏が講演した。まず,中森氏が,「究極の外傷初療室Hybrid Emergency Room(ER)」と題し,日本の外傷診療の歴史や,アンギオCT開発の経緯,ハイブリッドERの誕生とその発展などについて概説。同センターでは2017年から,次世代型の2room型ハイブリッドERが稼働していることなどを紹介した。次に,丸山氏が,「ハイブリッドERのエビデンス」と題し,ハイブリッドERで救命が可能であった実際の症例を提示した。さらに,救急の現場におけるAbierto Cockpit for ERの有用な機能として,バイタルサインのトレンド解析表示と異常アラートの自動読み上げ機能,血液検査結果の自動読み上げ機能などを紹介。迅速な救命処置の実施やマンパワー不足の解消に貢献していると述べた上で,今後は,ITや人工知能(AI)の技術を活用し,最適な治療を提案する機能の実装などをめざして共同研究を続けていきたいと述べた。

布施雅啓 氏(キヤノンメディカルシステムズ)

布施雅啓 氏(キヤノンメディカルシステムズ)

 

中森 靖 氏(関西医科大学総合医療センター)

中森 靖 氏(関西医科大学総合医療センター)

 

丸山修平 氏(関西医科大学総合医療センター)

丸山修平 氏(関西医科大学総合医療センター)

 

●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon

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