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■合同特別企画トークショー
  「多重がん」撃退中! 〜がんなんてなによ〜
Vol.10
 

 4月17日(金),合同特別企画トークショー「多重がん」撃退中! 〜がんなんてなによ〜 が女優の大空眞弓さんを迎えて,国立大ホールにて17時から開催された。座長は山田章吾JRS会長,司会は金沢大学の川島博子氏,聖路加国際病院の小川智美氏が務めた。 大空さんは1940年に7か月の未熟児で産まれ,食が細く,虚弱で,医者大好き・注射大好きな子供だったという。高校2年でスカウトされて新東宝に入社し,以後,映画,テレビ,舞台で活躍している。先般,自らの多重がんの日々を告白した「大空眞弓「多重がん」撃退中!」(宝島社)を刊行。多重がんは転移でなく,原発性のがんが次々と発生する。大空さんは1998年に発見された乳がんに始まり,2度の胃がん,食道がんと,5年間で4回のがん発見と治療を繰り返してきたという。

 トークショーの冒頭,「おととい半年ごとの検診で,食道と胃にまたがんが見つかり,20日から内視鏡手術のために入院します」と,衝撃の告白をした大空さん。進行性のがんなので,半年遅れていたらどうなったかと思うと,検診がいかに大切か皆さんに訴えたいと強調した。多重がんは,自分の身体ががんを育てやすい土壌ということなので,検診で早くみつけることがなにより大事と述べた。また,検診は家族の要であるお母さんから行かせてあげてくださいと訴えた。

 医師を信じて信頼関係をまず築くこと,良い治療法の1つには医師との信頼関係があると語る。医療者と患者は相性もあるけれど,お互いに言葉ひとつで気持ちいい関係になれるという。逆に,医療者側の意識や対応も問われているのではないだろうか。お酒が大好きという大空さんはこれからも,究極のポジティブシンキングでがんと闘い続けていく。

 

大空眞弓さん

大空眞弓さん
大空眞弓さん

JRSの山田章吾会長より感謝状が贈られた。
JRSの山田章吾会長より
感謝状が贈られた。

 

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