医用画像博覧会 2020 キヤノンメディカルシステムズ - 核医学 
デジタルPET検出器を搭載したPETと最新鋭CTを組み合わせたキヤノンメディカルシステムズ初のデジタルPET-CT「Cartesion Prime」

2020-4-13

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デジタルPETと80列CTを組み合わせたデジタルPET-CT「Cartesion Prime」

デジタルPETと80列CTを組み合わせた
デジタルPET-CT「Cartesion Prime」

デジタルPET-CT装置「Cartesion Prime」は,PET装置にキヤノンメディカルシステムズ初のデジタルPET検出器を搭載したPET-CT装置である。2019年10月30日から国内販売を開始し,国内では11月に開催された第59回日本核医学会学術総会・第39回日本核医学技術学会総会学術大会併設展示会(愛媛県松山市)で,海外では12月の北米放射線学会(RSNA 2019)でも展示され,大きな注目を集めた。

Cartesion Primeに搭載されたデジタルPET検出器は,LYSOシンチレータと半導体光センサを組み合わせて,TOF(Time of Flight)時間分解能280ピコ秒未満,TOF ゲイン4.8倍以上(被写体直径20cmの場合)を実現する。検出器は,体軸方向に27cmの範囲をカバーでき検査効率の向上が期待できる。また,デジタルPETで課題となる検出器の熱問題に対応するため,効率的に冷却できる空冷方式を採用している。

CTには,最新の80列CT装置(Aquilion Prime)を採用しており,X線光学系技術“PUREViSION Optics”,被ばく低減技術“AIDR 3D Enhanced”,金属アーチファクト低減処理“SEMAR”などによる高速で低被ばくのCT撮影を実現している。

Cartesion Primeでは快適な検査環境提供のため,さまざまな設計が盛り込まれている。ガントリは開口径78cmを確保,さらに被検者に開放感を感じさせる“フレアデザイン”を採用している。フレアデザインは,ガントリの表面がアサガオのように広がった形状になっており,ボア内に入る際にも被検者の視界が広がり閉塞感を低減することができる。また,寝台の天板高は最低で地上から47.5cmまで下げることができ,フットスイッチを使うことで介助しながら安全に乗降が可能になる。さらに,新たにあらかじめ撮影した位置決め画像によって操作室からワンタッチで寝台の上下左右の位置を調整できる“SUREPosition”(*)を搭載。効率的で操作者の被ばく線量にも配慮したセッティングを可能にした。

*寝台の左右方向の移動はオプション機能です。

(文責・編集部)

 
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社名:キヤノンメディカルシステムズ株式会社
URL:https://jp.medical.canon/

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