医用画像博覧会 2020 シーメンスヘルスケア - ヘルスケアIT 
遠隔地からリアルタイムで検査をサポートして生産性向上に寄与する「syngo Virtual Cockpit」

2020-4-24

シーメンスヘルスケア

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コンソール画面の共有やチャット,Webカメラで検査をサポート

コンソール画面の共有やチャット,
Webカメラで検査をサポート

●検査情報をリアルタイムで共有し質の高い検査をスピーディに行える「syngo Virtual Cockpit」

シーメンスヘルスケアが展開するヘルスケアITシステムで最も注目すべきは,2020年2月に発表されたばかりの遠隔検査プロトコル支援システム「syngo Virtual Cockpit」だ。syngo Virtual Cockpitは,モダリティのコンソール画面の共有機能に加えて,音声通話,チャットシステム,ビデオ通話の機能を搭載。syngo Virtual Cockpitにヘッドセットやスピーカーフォン,Webカメラ,会議用マイクを組み合わせることで,離れた場所にいる診療放射線技師同士がコミュニケーションをとりながら,リアルタイムで情報を共有して検査を進められる。コンソール画面の共有では,プロトコルの決定をサポートするだけでなく,撮影した画像の確認も可能。チャットシステムは文章でコミュニケーションをとり,検査担当技師が離席している場合もメッセージを残せる。また,Webカメラは最大2台接続でき,造影剤モニタや被検者を含めた検査室全体の映像を共有できる。

例えば,夜間などで施設内に経験の浅い診療放射線技師しかいない場合,遠隔地にいる知識と経験が豊富な診療放射線技師がアドバイスをしたり,サポートを行ったりして,専門性の高い検査を安全に施行することが可能だ。また,同一法人の複数の医療機関が導入すれば,ワークフローやプロトコルを共有し,施設ごとに異なっていた検査の共通化・標準化を図れる。これにより,法人内の各施設で質の高い検査をスピーディに行えるようになり,業務の効率化にも寄与する。マンパワーが不足している医療機関にとっては,syngo Virtual Cockpitを活用することでスタッフの配置を適正化でき,柔軟な人員体制で検査に取り組めるなど,働き方改革や生産性向上にもつながるシステムだと言える。さらに,地方都市や島しょ・へき地などスタッフの限られた地域で使用すれば,地域医療における質の高い医療サービスの提供にも貢献すると期待される。

このsyngo Virtual Cockpitは,シーメンスのCT,MRI,MR-PETに対応している。最大3台のモダリティを同時にサポートでき,同一医療機関内でサポートを行う場合は,共有画面から撮影プロトコルを直接操作することも可能だ。

「syngo Virtual Cockpit」は3台まで同時にサポートが可能

syngo Virtual Cockpit」は3台まで同時にサポートが可能

 

(文責・編集部)

 
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●お問い合わせ先
社名:シーメンスヘルスケア株式会社
住所:東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL:0120-041-387
URL:https://www.siemens-healthineers.com/jp/

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