コニカミノルタ,超音波診断装置「SONIMAGE HS1/HS1 PRO」「SNiBLE」に独自の高画質技術を搭載した新プローブが登場
〜コニカミノルタの技術で,もっと高画質,もっと効率的に〜

2016-11-14

超音波

コニカミノルタ


SONIMAGE HS1シリーズ

コニカミノルタ(株)は,超音波診断装置「SONIMAGE(ソニマージュ) HS1/HS1 PRO」「SNiBLE(スナイブル) 」※1(以下 「SONIMAGE HS1シリーズ」)の新バージョンを11月14日に発売し,新たに4種類のプローブをラインアップに加えた。

現在,国内整形市場において高いシェアを獲得している「SONIMAGE HS1シリーズ」は,超音波事業の基幹製品として,優れた画質でユーザーの要望に応えてきた。新バージョンの投入で,より広い分野に高画質な診断画像を提供し,診断精度向上に貢献できると考えている。
近年,患者のそばで検査や処置を行うPoint of Care(POC)と呼ばれる領域のニーズが高まり,その市場の拡大が期待されている。コニカミノルタは,手軽に持ち運べる「SONIMAGE HS1シリーズ」で,POC領域に新たな価値を提供し,ヘルスケア事業の拡大を図る。

●超音波診断装置としては画期的な「見える化」技術

「SONIMAGE HS1シリーズ」は,2014年の発売以来,プレミアムクラスの超音波診断装置に迫る分解能※2により,太さ数十~数百ミクロン程度の筋束や神経束の繊維構造まで鮮明に見える高画質な画像を提供してきた。新バージョンでは,独自の超広帯域高感度プローブ技術※3を用いた新プローブを開発し,プローブの特性を最大限活用できる超音波送受信技術※3との摺合せにより,さらに高い画像表現力を実現した。

・浅部から深部までの診断を1本のプローブで可能に
新搭載されるリニアプローブL11-3 は,「浅部から深部までの診断を1本のプローブで可能に」を開発コンセプトとしており,1本のプローブでより広い領域を高画質で診断できるようになった。体の表面に近い浅部の臓器から深部の臓器までの高画質化が可能になり,診断精度と診断効率の向上に貢献できると考えている。

リニアプローブ L11-3

リニアプローブ L11-3

 

・狭い・小さい部位もアクセスしやすく
「SONIMAGE HS1シリーズ」の高画質な画像を,従来のプローブではアクセスしにくかった部位でも提供できるよう,独自技術を用いた2種類のプローブを開発した。リニアプローブ HL18-4は,手の指の確認,細かい手技や穿刺治療などに,コンベックスプローブ MC10-3は,例えば鎖骨近傍など狭い隙間から奥を診るときの広い画像描出による診断をサポートする。
また,産婦人科・泌尿器科領域に使用する体腔内プローブ EC9-3も新たに加えた。

リニアプローブ HL18-4(左) コンベックスプローブ MC10-3(右)

リニアプローブ HL18-4(左)
コンベックスプローブ MC10-3(右)

 

・皮下1cmまでの拡大画像でも精細なイメージングを実現
独自の画像処理技術により,画像を拡大表示した際にも解像度を落とすことなく,なめらかな画像を提供する。表皮からわずか1cmの深さまでを拡大表示した場合においても,より高精度な診断に寄与できると考える。

●ユーザーインターフェイスを徹底追求

「SONIMAGE HS1」発売時のコンセプトのひとつであった「使用者のワークフローに合ったユーザーインターフェイス」については,発売以降も多くのユーザーから収集した現場ニーズをとらえ,診療効率向上のための機能を充実させてきた。今回の新バージョンにおいても,操作性や画面デザイン,機能において50項目以上の改善を盛り込んだソフトウェアへの変更を行い,より直観的な使いやすさを追求している。

・患者とのコミュニケーションをより円滑に
医師が説明する際,患者に理解を深めてもらうための工夫として診断画像上の描画を可能にした。これにより,気になる部分を丸で囲むなど,画像をわかりやすく説明するのを助ける。

・診察スタイルにあわせたカスタマイズで診断効率アップ
操作ボタンやタッチパネルデザインをカスタマイズすることが可能。診療科や医師ごとの診察スタイルに合わせたカスタマイズを行うことで,操作手順を簡略化でき,診断効率アップに寄与する。さらに全画面表示モードで,より見やすい大きさの診断画像を表示できる。

●超音波診断装置「SONIMAGE HS1シリーズ」の主な仕様

モニター:15インチIPSモニター
電源:交流 100 V,50 / 60 Hz,最大 180 VA(本体のみ)
サイズ:W 369 mm × D 452 mm × H 90 mm (モニターをたたんだ状態)
バッテリー動作時間:約60分

※1:「SNiBLE」は,超音波診断装置「SONIMAGE HS1」の整形外科用モデルの呼称。
※2:分解能とは対象を見分ける能力
※3:日本超音波医学会「第16回技術賞」を受賞した「超広帯域高感度リニアプローブの開発とTriad Tissue Harmonic Imagingによる画像改善」の技術

 

●問い合わせ先
コニカミノルタジャパン(株)
TEL 03-6324-1080
http://konicaminolta.jp/healthcare/

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