カナミックネットワーク,パナソニック,学研ココファンがサ高住でIoT連携による介護サービス向上のプロジェクトを開始

2017-9-25

介護

PHC(メディコム,ウィーメックス)

カナミックネットワーク


(株)カナミックネットワークとパナソニック(株),(株)学研ココファンの3社は,学研ココファンのサービス付き高齢者向け住宅『ココファン藤沢SST』において,パナソニックの『エアコンみまもりサービス』が取得する生活データなどをカナミックネットワークの『カナミッククラウドサービス情報共有プラットフォーム』と連携させることで,サービス向上とスタッフの負担軽減を図る実証プロジェクト(以下「同プロジェクト」)を開始する。

●背景

サービス付き高齢者向け住宅をはじめとする高齢者住宅や介護施設では,入居者のプライバシーを守ることが重要である一方で,恒常的に安否確認,体調確認を行うことが求められている。
こうした中,カナミックネットワーク,パナソニック,学研ココファンは,それぞれの持つ技術やノウハウからIoTを活用した仕組みを構築し,ご入居者様への配慮を欠かすことなく,適切な状況確認を行い,サービスに活かす実証プロジェクトを開始する。

●同プロジェクトの概要

<プロジェクト開始>
2017年9月25日

<実施場所>
ココファン藤沢SST(神奈川県藤沢市辻堂元町6-21-1)

<実施内容>
同プロジェクトでは,学研ココファンが運営する「ココファン藤沢SST」の全居室に設置するパナソニックの「エアコンみまもりサービス」の高感度センサーから得られる入居者の住空間情報・生活情報を,カナミックネットワークの「カナミッククラウドサービス」の情報共有プラットフォームに同期させる。これにより,介護職員,住宅職員が入居者の安否状況,睡眠状況,部屋の温度・湿度などを簡便に把握できるようになる。利用者の状況に合わせたサービス提供の質向上と職員の負担軽減へ繋げることを目的とする。

●国際福祉機器展への出展
同プロジェクトの概要について,2017年9月27日から9月29日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」のカナミックネットワークのブースで展示する。

●「ココファン藤沢SST」について
パナソニックを代表幹事とする18企業団体と藤沢市の共同プロジェクトで生まれたスマートタウン「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(SST)」で,健康・福祉・教育の複合拠点として機能する,学研の福祉事業を象徴する拠点。自立期から要介護・終末期まで対応したサービス付き高齢者向け住宅(70戸)を中心に居宅介護支援・訪問介護・通所介護・訪問看護,クリニック・薬局,保育園・学童・学習塾という様々なサービスを有します。これらサービスが事業の垣根を越えて連携し,包括的なケアの提供を推進している。

●「エアコンみまもりサービス」について
パナソニック(株)は2016年6月,サ高住や有料老人ホームの介護職員が常駐する集合住宅・施設向けに居室内の安否確認を行う「エアコンみまもりサービス」を開発・実用化。熱中症・脱水などのインシデント把握や特に夜間の利用者の状況把握で,職員負担軽減や入居者の安心感で好評を得ている。

●「カナミッククラウドサービス」情報共有プラットフォームについて
「地域包括ケアシステム」実現のために開発されたクラウドサービス。患者および要介護者一人ひとりについて,地方自治体や医師,訪問看護師,ケアマネジャー,介護サービス事業者など,多職種・異なる法人間で情報をリアルタイムに共有・集約できる。現場に応じて,パソコンやタブレット,スマートフォンの各端末で簡単に利用でき,検索・閲覧がしやすく,分析データとしての活用も考慮した機能性を備えている。

2017年3月時点での自治体や医師会などによる導入先は,477地域。

●カナミックネットワークについて
カナミックネットワークは「超高齢社会における地域包括ケアをクラウドで支える」という経営理念の基,地域包括ケアの実現に寄与する情報共有システムや介護事業者向け業務システムなどを提供している。

これらのシステムは,東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)と千葉県柏市が取り組んでいる地域包括ケアのモデル事業をはじめ,厚生労働省や総務省のモデル事業などで,数多く採用されている。

 

●問い合わせ先
(株)カナミックネットワーク
https://www.kanamic.net/

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