エンブレースと大王製紙が医療SNSと連携した在宅医療用の排泄ケア支援アプリの全国での提供を開始

2018-10-22

介護


おむつカルテ

おむつカルテ

約70,000人が利用する医療・介護従事者専用SNS「メディカルケアステーション(以下 MCS)」を運営するエンブレース(株)(以下 エンブレース)と大王製紙(株)(以下 大王製紙)は,利用者の在宅医療分野における排泄情報の管理・引き継ぎや最適なおむつ選びのニーズにこたえるべく,MCS内で利用可能な「排泄ケア支援アプリ」の提供を10月22日から開始した。

排泄ケア支援アプリを活用することで,入院治療から在宅医療への移行時に今まで病院で使用していた紙おむつ情報を引き継いで継続的なケアを実施したり,簡単な質問に答えるだけで最適なおむつを選ぶことが可能となる。

本アプリは,エンブレースが提供するMCS App Frameworkなどのヘルスケアアプリを構築するためのクラウドサービスを用いて作成・提供されている。MCS App Frameworkは医療ならではのセキュリティに対応した様々なヘルスケアアプリや医療ソリューションを簡単に作成することができるプラットフォームとして提供されており,現在本アプリを含む約20のプロジェクトが進行している。これらの取り組みを通じて,エンブレースはMCS上に医療やヘルスケアに関する様々な疾患やテーマに関する機能を強化していく。今後も多くの企業とのタイアップを通じて,より多くの医療・介護従事者に質の高い医療を実現する環境の提供を考えている。

●取り組みの背景

地域包括ケアシステム推進の流れの中において,医療・介護従事者の多職種連携ニーズは益々増えつつある。その中で,全ての医療・介護従事者,患者/患者家族が悩んでいる排泄関連の十分な情報があるとは言えない状況である。エンブレースでは,専門分野で事業展開している企業とのコラボレーションよるこれらの医療・介護従事者の課題を解決する機能の提供を通じて,質の高い医療を実現できる環境を提供していく。

●MCS上で利用可能な排泄ケア支援アプリの内容

(1) おむつカルテ機能
MCSを利用する病院・施設でお使いのおむつと患者の排泄情報を,「おむつカルテ」として登録し,在宅医療現場に引き継げる機能。
これまで,病院で利用される業務用おむつ名の名称と在宅時に購入される量販店おむつの名称が異なるために,患者退院後にどのおむつを購入すれば良いかわからなくなる課題があった。この情報を引き継ぐことで,プロが選んだおむつ選び情報を引き継いで,在宅時も引き続き同様のケアが出来るようにする。

(2) おむつ診断機能
患者の身体の状態や使用意向,健康状態に合わせた3~5程度の質問に答えることで,最適なおむつを提案する機能。これまで,排泄ケアのノウハウがなくどのようなおむつを患者に提案すれば良いかわからなかった医療・介護従事者の方に自動ナビゲーションで最適なおむつを提案する。
合わせて,自身の近くの量販店に,提案の商品が販売されているかの案内機能も提供する。診断から患者への提供までのシームレスな流れを提供する。

(3) おむつあて方ガイド機能
選んだおむつをどのようにあてれば良いか,図解イラストと動画でガイドする機能。

(4) おむつ探し機能
既に利用している商品名から,周辺のどのお店で利用されているかを調べることが可能な機能。おむつが急きょ足りないなどの場合に付近のお店に商品が置いてあるか確認するなどのシーンでの利用を想定している。

●利用方法

本アプリの利用には,下記の「お申込フォーム」へアクセスし,入力する。
「お申込みフォーム」リンク : https://www.medical-care.net/html/document/atntapp/
問い合わせメールアドレス: support_atnt@embrace.co.jp

 

●問い合わせ先
大王製紙(株)
ホーム&パーソナルケア(H&PC)国内事業部
ヒューマンヘルスケア営業本部
マーケティング部 ヘルスケアグループ
担当:芝地(シバチ)・上代(カジロ)・大久保
TEL 03-6856-7521
FAX 03-6856-7610

エンブレース(株)
メディカルケアステーション運営事務局
TEL 03-6447-2061
http://www.embrace.co.jp/

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