芙蓉開発,AMEDの令和2年度「ウイルス等感染症対策技術開発事業」に同社技術を搭載したシステムの開発事業が採択

2020-7-6

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)

遠隔診療


芙蓉開発(株)は遠隔における感染症管理を目的とした3つの遠隔システムを開発する。本開発テーマは国立研究開発法人日本医療研究開発機構 令和2年度「ウイルス等感染症対策技術開発事業」に2020年6月1日付けで採択された(事業タイトル:感染症等で隔離された宿泊療養での病院搬送の判定・早期治療に繋げるDtoNtoPの遠隔モニタリングシステム等の開発研究)。
芙蓉開発(株)は,研究分担者の協力の下,本事業を推進し,2021年度以降の社会実装を目指す。

●開発目的(社会的・医療的な必要性など)

COVID-19の軽症者・無症状者に対し,医療者配置が十分でない(ホテルを含む)在宅医療での健康管理体制は喫緊の課題である。医師や看護師の感染を予防しつつ,急変した状態を早期に発見し,かつ不要な搬送を避けるスクリーニングが重要。そこでCOVID-19対策として,在宅医療患者に対し,体温・酸素飽和度といったバイタルサイン,及び症状観察,既往歴をICTにて収集・分析・閲覧できる「ICT遠隔モニタリングシステム」を提言する。大きな特徴として,多くのCOVID-19患者に見られる発熱に関し,体温37.5℃といった絶対値基準ではなく,個々人のデータより統計学に基づきテーラーメイドで異常値を検知しアラーティングする機能により,高齢者など加齢の影響で体温低下している患者でも早期発見が可能となる。また異常値や酸素飽和度等の閾値をスコア分布表に配点し,医療リスクを算出する「バイタルスコアリング」機能を技術により,医療介入(入院)のスクリーニングが可能となる。このシステムにより医療資源の乏しい在宅でも入院と同じ様な健康管理体制が構築でき,更に重症度評価により,病院搬送のタイミングを図ることが可能となる。

●開発する機器・システム

(1)隔離された宿泊療養での病院搬送の判定・早期治療に繋げる遠隔モニタリングシステム

隔離された宿泊療養での病院搬送の判定・早期治療に繋げる遠隔モニタリングシステム

 

(2)自宅療養での状態悪化の判定・感染症等で隔離観察できる遠隔モニタリングシステム

自宅療養での状態悪化の判定・感染症等で隔離観察できる遠隔モニタリングシステム

 

(3)社会システムを維持するための企業向け出社判断支援付きの企業健康管理システム

社会システムを維持するための企業向け出社判断支援付きの企業健康管理システム

 

●研究開発体制

・研究代表者
 前田 俊輔(芙蓉開発(株))
・研究分担者
 伊達 豊(医療法人芙蓉会 筑紫南ヶ丘病院)
 照沼 秀也(医療法人社団いばらき会 いばらき診療所)
 青柳 潔(国立大学法人長崎大学 生命医科学域)

※国立研究開発法人日本医療研究開発機構 令和2年度「ウイルス等感染症対策技術開発事業」
https://www.amed.go.jp/koubo/02/01/0201C_00094.html

 

●問い合わせ先
芙蓉開発(株)営業企画部 担当:松山
TEL 092-292-9070
http://www.fuyo-group.com

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)

遠隔診療


TOP