コニカミノルタ,医療機関向けICTサービス「infomity」で「オンライン診療サービス」を開始
オンライン診療システム「YaDoc Quick」を組み入れ

2021-3-2

遠隔診療

コニカミノルタ


コニカミノルタ(株)は,医療機関向けICTサービス「infomity(インフォミティ)」の新メニューとして,「オンライン診療サービス」を開始した。

コニカミノルタは,医療機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービス「infomity」において,診断を助ける画像処理の提供や医療情報の提供などに加え,医療機関同士のデータ共有や遠隔読影のサービスを数多くの病院・クリニックに提供し,遠隔医療に貢献している。

今回,医療機関が患者とつながるサービスとして,オンライン診療では国内トップランナーのひとつである(株)インテグリティ・ヘルスケアのオンライン診療システム「YaDoc Quick(ヤードッククイック)」を「infomity」のメニューに加えることで,医療機関が追加投資を抑制しつつ,従来と同じスペースで,対面診療に近いワークフローのオンライン診療を開始できるようにした。

医療機関向けICTサービス「infomity」

 

【「infomity オンライン診療サービス」が提供する価値 】

1.院内感染のリスクを低減
新型コロナウイルスの蔓延により,2020年4月には時限的緩和措置として,受診歴のない患者でも初診からオンライン診療が一定の条件下で可能となった。また,今回を機に多くの医療機関や患者がオンライン診療を経験し,ポストコロナにおいてもインフルエンザや風邪など感染症のリスクを下げるために普及していく可能性がある。
コニカミノルタは,本サービスの導入で,高齢者などの感染時重症化リスクが高い患者も安心して受診できるオンライン診療の普及を支援する。

2.医療機関への導入を容易に
「infomity」の各種サービスは,DR※1・CR※2コンソール機能とビューワ/ファイリング機能を一体化した画像診断ワークステーション「Unitea(ユニティア)」を介して提供される。本サービスも,既に導入されている「Unitea」をオンライン診療端末として利用するため,医療機関で新たにPCやタブレットなどを導入する必要がなく,初期投資を抑えるとともに,従来と同じスペースで,オンライン診療を開始することができる。さらに,「Unitea」のモニターを利用することにより,電子カルテを見ながら診療を実施することができ,今までの対面診療と同じワークフローでオンライン診療を可能にする。
これらの特長により,オンライン診療の導入を容易にし,使いやすいシステムを提供することで,医療機関のDXに貢献する。

3.患者に安心・安全・簡単な受診を提供
本サービスは,個人情報の管理についても,厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュリティの高いインターネット回線を利用し,患者に安心・安全な受診を提供する。また,患者が診療予約や受診する際には,PCやカメラなどは必要なく,スマートフォンのみで予約,診察,会計,薬局手続きなどが行え,オンライン診療を簡単で,より身近なものにする。

これからもコニカミノルタは医療機関の経営・業務支援のみならず,患者様の健康増進から疾患の重症化予防などの支援に向けてのサービス拡充を計画している。

※1 Digital Radiography:照射されたX線をセンサーパネルで受光し,ダイレクトにデジタル画像を得る撮影方式の総称。
※2 Computed Radiography:X線フィルムに代わり,イメージング・プレート上にX線画像を記録し,これを読み取り装置でデジタル画像に変換する撮影方式の総称。ここでは「読み取り装置」を指す。

「Unitea」は「画像診断ワークステーション REGIUS Unitea(認証番号:225ABBZX00052000)」の呼称。

 

●問い合わせ先
コニカミノルタジャパン(株)ヘルスケアカンパニー
TEL 03-6324-1080
https://www.konicaminolta.jp/healthcare

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