エレクタ,帝京大学医学部附属病院が画像誘導小線源治療のワークフローを変えるImagingRingモバイルイメージングシステムを導入
~より高精度でペイシェント・セントリックな小線源治療の実現へ~

2025-12-26

放射線治療

エレクタ


(写真右から)帝京大学医学部附属病院 産婦人科 主任教授 長阪一憲氏,放射線科 病院教授 白石憲史郎氏,エレクタ株式会社 代表取締役社長 有岡広紀氏,放射線科 品質管理室 医学物理士 熊谷仁氏

(写真右から)帝京大学医学部附属病院
産婦人科 主任教授 長阪一憲氏,
放射線科 病院教授 白石憲史郎氏,
エレクタ株式会社 代表取締役社長 有岡広紀氏,
放射線科 品質管理室 医学物理士 熊谷仁氏

帝京大学医学部附属病院とエレクタ(株)は,帝京大学医学部附属病院において,小線源治療用移動型X線透視診断装置 ImagingRing(イメージングリング)モバイルイメージングシステムを用いた国内初の治療が12月25日に行われたことを発表した。この日には50歳代女性の子宮頸がんに対する治療が行われた。

小線源治療は小さな放射線源を治療する部分へ一時的に挿入して行う放射線治療の一つで,子宮頸がんや前立腺がんをはじめ,様々ながんの治療に用いられている。今までは小線源治療専用の器具(アプリケータ)を治療部位に挿入した後,適切な位置に留置されているのを確認するため,CT室に移動して撮影を行っていたが,移動によって生じる可能性があるアプリケータのずれや,患者の負担が課題になっていた。移動型のImagingRingの導入により,患者が移動することなく画像撮影から実際の治療まで同室で完結できるようになった。これにより,治療プロセスの効率化とワークフロー全体の改善が期待され,より高精度な画像誘導小線源治療の実現が可能となる。

国内で初めてとなるImagingRingを用いた治療を行った,帝京大学医学部附属病院 放射線科 病院教授の白石憲史郎氏は次のように述べている。「待望の画像誘導技術ImagingRingを用いた適応小線源治療を開始しました。患者さんに優しい精密な治療が提供でき,更なる治療成績の向上が期待されます。我々はこの究極の小線源治療実現のため,治療プロセスの細部にまで安全性と効率性を担保する体制構築に取り組んできました。次世代のがん治療の幕開けを皆様と共有できることを嬉しく思います。」

エレクタ(株)代表取締役社長 有岡広紀氏は以下のように述べている。「日本では98万症例が新たにがんと診断され,一生のうちにがんと診断される確率は男女ともに2人に1人とされています。がんをとりまくこのような状況においては,患者さんが治療に安心して集中できるよう,心身の負担を少しでも減らすことが大変重要であり,ImagingRingの導入によって,よりペイシェント・セントリック(患者さん中心)な治療が実現することを期待しています。」

販売名:ImagingRingモバイルイメージングシステム
承認番号:30600BZX00057000

 

●問い合わせ先
エレクタ(株) マーケティング部 マーケティングコミュニケーションチーム
TEL 03- 6748-6180
E-mail: marketing-japan@elekta.com

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