ヤプリ,「UNITE by Yappli」が全国の医療機関で相次ぎ採用決定
〜医療従事者のウェルビーイング支援を目的に,HITO病院,井野口病院,浦河赤十字病院などの事例を公開〜
2026-6-25
(株)ヤプリ(以下「ヤプリ」)は,社内エンゲージメントアプリプラットフォーム「UNITE by Yappli(ユナイト バイ ヤプリ)」を活用して,社会医療法人石川記念会 HITO病院(愛媛県),社会医療法人千秋会 井野口病院(広島県),日本赤十字社 浦河赤十字病院(北海道)の3つの医療機関に導入されたことを発表した。
■ UNITE by Yappli導入の背景
2024年から「医師の働き方改革」が推進されて以降,医療機関には労働時間の短縮のみならず,組織としてのエンゲージメント向上や人的資本経営の実現が強く求められている。しかし,交代制勤務が続く現場では「情報の伝達」が最大の壁となっていた。
多くの病院では,掲示板や紙の院内報,口頭伝達に依存しており,夜勤者や多職種にわたる全職員へリアルタイムかつ正確に情報を届ける手段が不足していた。
今回導入した3病院では,全職員が持つスマートフォンを活用した院内アプリを構築。プッシュ通知による即時伝達や,ポイント活用などのゲーミフィケーション要素を盛り込んだ,思わず開きたくなる仕組みにより,職員一人ひとりが能動的に組織とつながる環境を実現した。ヤプリは,スマホアプリを通じて医療従事者のウェルビーイングを支え,次世代の病院経営を支援する。
■ 各病院の活用事例
1. 動画視聴の「ポイ活」や他部署発信で,組織の壁を越えたつながりを創出
社会医療法人 石川記念会 HITO病院(愛媛県)「HITOMO」アプリ
■導入背景
従来のグループウェアや掲示板では特定の場所や端末でしか情報を得られず,情報のタイムリーさに課題があった。また,チャットツールでは重要な連絡が流れてしまうため,必要な情報を確実に伝達する手段の確保も急務になっていた。そこで,効果測定が困難な紙の院内報や,感謝を伝えあうサンクスカード施策などもデジタルで統合し,「真に現場に届く」仕組みの構築を目指した。
今後はアプリが情報の集約・発信の基盤となるだけでなく,業務の枠を超えた繋がりを作るきっかけや,現場で頑張る職員にスポットライトが当たる文化づくりのプラットフォームとしての役割を担っていく。
■活用事例
1.プッシュ通知による「確実な情報伝達」:1人1台のスマホ環境を最大限に活かし,緊急連絡や重要事項を確実に手元へ届ける基盤を構築。
2.「ポイ活」による学びの可視化:動画研修の視聴や勉強会の振り返りにポイントを付与。これまで「やりっぱなし」になりがちだった自己研鑽のアクションを可視化することで,職員のモチベーション向上とスキルアップを両立。
3.多部署連携を深める「知って!My Team!」:各部署が現場の声を自ら発信。他職種の動きを知ることで,チーム医療の心理的ハードルを下げ,連携を促進。
4.データに基づく経営改善:閲覧データを可視化することで,情報発信の効果を定量的に把握。より職員に伝わるコミュニケーションへの改善サイクルを回しています。
■担当者コメント(人的資本経営推進室 上田 侑太郎氏)
HITOMOを使って感じたのは,「病院にはなかった新しい情報発信の場」が生まれたということです。写真や動画を交えた今風のコンテンツは見やすく,院内の情報がぐっと身近になります。自分たちも発信してみたいと思える空気が生まれ,これまで知らなかった部署やスタッフの取り組みにも自然と触れられます。毎日見たくなる院内SNSは,広報を"伝える場"から"つながる場"へ変えてくれます。
2. 紙の院内報をDX。独自のポイント制度で楽しみながら職員エンゲージメント向上へ
社会医療法人 千秋会 井野口病院(広島県)「INOCO(いのこ)」アプリ
■導入背景
職員数が10年で倍増し,法人内の介護施設なども拡大したことで,組織の一体感や職員同士の相互理解が課題となっていた。発信の要であった紙の院内報は制作負担が重く,情報の鮮度や双方向性の欠如も大きな課題であった。 今回のアプリ化によって,院内報の編集・制作にかかる負荷を軽減し,捻出した時間を取材やコンテンツの充実といった本来の広報業務に充てることが可能になる。
また,独自の福利厚生とポイント機能を連動させ,職員が楽しみながら活用できる仕組みを取り入れ,組織が拡大する中でも自院への愛着を持ち続けられる環境の構築と,煩雑化した業務ツールの利便性向上をめざしている。
■活用事例
1.「INOCO(いのこ)ポイント」で社内貢献度を可視化:歩数や院内行事への参加に対しポイントを付与。手動のスタンプカード運用から脱却し,デジタルでわかりやすく管理。ポイントは地元の商品券と交換でき,地域経済にも貢献する。
2.独自福利厚生「井野口プレミアム」のデジタル化:地元のカフェや飲食店で割引が受けられる独自の福利厚生を「デジタル社員証」として実装。アプリを提示するだけで手軽に特典を利用できる仕組みを整え,職員の満足度を高めている。
3.業務ツールを集約:SmartHRやカオナビなど,既存の複数の業務システムへの入り口をアプリ内に統合。職員が「アプリさえ開けば必要な情報にたどり着ける」環境を整え,利便性を劇的に向上させた。
■担当者コメント(総務課 冨吉 さつき氏)
紙の院内報のアプリ化により,これまで制作業務にかかっていた負担を軽減し,よりタイムリーな情報発信やコンテンツの充実に取り組めるようになりました。
また,アプリ名の「INOCO(いのこ)」は,広島に古くから伝わる「亥の子」という伝統行事に由来しています。亥の子が地域のつながりや繁栄を願う行事であるように,このアプリも職員同士のつながりを育み,コミュニケーションの輪を広げる存在になってほしいという思いを込めて命名しました。
今回の取り組みは,単に紙の院内報をデジタル化することが目的ではありません。ポイント機能や福利厚生,各種業務ツールとの連携など,職員が毎日開きたくなる仕掛けを数多く取り入れることで,インナーコミュニケーションの活性化を図り,組織が拡大する中でも職員同士のつながりや自院への愛着を育みたいと考えています。今後も,一体感のある組織づくりと職員満足度の向上につながるアプリをめざして運用してまいります。
3. 全職員への理念浸透と,サンクスカードによる感謝の循環を実現
日本赤十字社 浦河赤十字病院(北海道)「TOMO+(トモプラス)」アプリ
■導入背景
イントラネット型グループウェアの更新期を迎え,現行,閲覧権限や端末の制約により全職員への情報共有が不十分で,災害時の迅速な連絡周知にも課題があった。加えて電子カルテや他のツールに情報が分散し,管理の煩雑さ,情報共有・周知が難しく,組織全体での「情報格差」が深刻な課題となっていた。こうした状況を打破すべく,病院独特の勤務形態から全職員が集まることが難しい環境下でも,全員が等しく情報を得られ,誇りを持ってつながれるデジタルな組織の拠点を求めていた。
■活用事例
1.病院理念の浸透:アプリ導入を機に30年以上掲げられていた理念・基本方針を見直し,全世代に伝わる言葉で再定義。院長メッセージや病院の経営方針・稼働実績をアプリからダイレクトに発信することで,理念はもとより病院経営を自分事として捉える土壌を築いている。
2.研修動画のモバイル化:育児休暇など長期休暇取得中の職員にも院内の情報が常に共有されることや,講演会や研修の動画もアーカイブ配信されることで,これまで参加が叶わなかった職員含め,全職員へ等しく学習機会を提供している。
3.職種を超えた交流機会の提供:絵文字だけでも気軽に送れる「サンクスカード」や「職員連絡帳」による自己紹介,「サークル紹介」など,職員交流も活性化している。
4.災害対策の一助として活用:災害時,災害対策本部から刻々と発信される情報や職員の安否確認など双方向での情報・状況確認が可能となり,2026年4月20日に発生した三陸沖地震の際にも「安否確認」・「災害共有掲示板」が有効に機能した。
■担当者コメント(事務部 廣川 亨氏)
院内アプリ「TOMO+」の導入は,情報共有の効果・効率化のみならず,職員支援,災害対策,組織活性化にも寄与することが示唆され,今後は各コンテンツ別の利用率や満足度等の客観的評価を行い,継続的改善につなげたいと考えています。
■ UNITE by Yappliについて
UNITE by Yappliとは,2023年8月にスタートした社内エンゲージメントアプリ。ノーコードで開発・運用・分析が可能なアプリプラットフォーム「Yappli」と「Yappli CRM」を組み合わせて構築する自社アプリを通じて,組織と従業員をより簡単・セキュアにつなげる。具体的には,社内施策をアプリ上で実行し,スマートフォン経由で従業員にダイレクトにアプローチすることで,エンゲージメントを向上させ,活気ある強固な組織作りをサポートする。
・UNITE by Yappli:https://unite.yapp.li/
●問い合わせ先
(株)ヤプリ
https://yappli.co.jp
