相良病院が乳がん患者を対象とした5回の超寡分割照射を開始~通院負担の軽減と患者のQOL向上を目指し,日本におけるSiemens Healthineersグループとともに先進的な放射線治療を推進~

2026-10-19

放射線治療

シーメンスヘルスケア

バリアンメディカルシステムズ


社会医療法人博愛会 相良病院は,シーメンスヘルスケア(株)および(株)バリアン メディカル システムズとのパートナーシップのもと,乳がん患者を対象とした,5回照射による超寡分割放射線治療(Ultra-hypofractionation)を2026年8月末より開始した。

乳がんの放射線治療では,近年,従来よりも照射回数を減らす「寡分割照射」が普及している。今回導入した超寡分割照射では,さらに照射回数を5回まで減らすことで,患者の通院回数や身体的・経済的負担の軽減を目指す。

多くの離島を抱える鹿児島県では,遠隔地から鹿児島市内へ長期間通院する患者も少なくない。治療期間の短縮は,交通費や滞在費などの負担軽減に加え,仕事や育児など日常生活との両立にもつながることが期待される。

シーメンスヘルスケア・バリアンとのパートナーシップを基盤に

相良病院とシーメンスヘルスケアは2015年に,女性医療における世界的なロールモデルの確立を目指してパートナーシップを締結し,乳がん検診の普及や先進医療機器の活用など,女性医療の発展に向けた取り組みを進めてきた。

また,相良病院とバリアンは2019年に,高精度放射線治療を含むがん医療の推進を目的としたパートナーシップを締結し,放射線治療の精度向上や品質管理,最新の治療動向に関する情報共有などを通じて,より良いがん医療の実現に取り組んできた。

今回の超寡分割照射の導入は,こうした両パートナーシップの取り組みの延長線上にあるものである。

超寡分割照射とは

乳がん術後や前立腺がんの術後の放射線治療では,治療効果と安全性を考慮しながら照射回数を減らす「寡分割照射」が広く行われている。

治療法 照射回数
従来照射 約25~30回
寡分割照射 約15回前後
超寡分割照射 5回

 

※治療回数・適応は患者の病状や治療方針により異なる。相良病院では,患者一人ひとりの状態を考慮し,適応を慎重に判断したうえで治療を行う。

今後について

相良病院,シーメンスヘルスケア,バリアンは今後も,それぞれの専門性を生かしたパートナーシップを通じて,放射線治療をはじめとする女性医療・がん医療のさらなる発展に取り組み,患者の負担軽減とQOL向上につながる医療の実現を目指していく。

 

●問い合わせ先
シーメンスヘルスケア(株)
https://www.siemens-healthineers.com/jp

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