ITEM2021 リマージュジャパン ブースレポート 
医療用途の主力製品と同等の機能を有しながら,よりコンパクトになったディスクパブリッシャー&インポーターの新製品「MDS-2450」が登場


2021-5-13


リマージュジャパンブース

リマージュジャパンブース

装置の優れた安定性とパフォーマンスの高さから世界のあらゆる業界で活躍しているCD/DVDパブリッシャー&インポーターを提供するリマージュジャパンは,医療用途として最上位モデルの「MDS-8300」(Producer)から最も小型の「MDS-A20」(Allegro)まで,4つのモデルをブースにラインアップした。なかでも注目されたのは新製品の「MDS-2450」(Medical Disc Device:MDD)で,医療用途では主力の「MDS-6000」(Catalyst)と同等の機能を有しながら,よりコンパクトな製品となっている。また,今回新たに,USBパブリッシャー装置の「Maestro」が参考出展された。

CD/DVDパブリッシャー&インポーター4製品をラインアップ

CD/DVDパブリッシャー&インポーター4製品をラインアップ

 

●熱転写プリンタ一体型としたことでより小型化が図られた「MDS-2450」

同社ではCD/DVDパブリッシャー&インポーターのうち,医療業界向けの製品をMedical Disc System(MDS)として医療に特化したソフトウエアを附属して製品展開を行っている。これまで,Producer,Catalyst,Allegroなどのシリーズを展開していたが,新たにMDSのシリーズとしてMDS-2450の販売を開始した。MDS-2450は,以前販売していたProfessionalシリーズの後継スタンダードモデル。医療用途で主力として展開しているMDS-6000と同じ2機のレコーダーと3つのディスクビンで最大装填枚数150枚,連続100枚のディスク発行が可能でありながら,400dpiの熱転写プリンタを一体型としたことで筐体の小型化が図られた。また,ダストフィルタを搭載したことで,さらなる稼働の安定化が図られている。

ディスク発行とインポートの機能は全モデル共通であり,PDIメディア発行ソフトウエアは,同社の“RMS(RIMAGE Medical System)”か,アレイ社の“AOC”を搭載することができる。特に2020年3月にリリースされたRMSは,Internet Explorerに加え,FirefoxやGoogle Chrome,iOSからも,Webブラウザの制約なく発行可能となった。CD,DVDなどをディスクビンにセットすると,データ容量に応じて装置が自動でディスクを選択し,データ量が多い場合はきりの良いところで複数枚のディスクに自動で振り分けられる。ディスク発行の指示は,装置本体のPCはもとより,院内のPCをクライアントとしてWebベースで台数無制限で行うことも可能である。また,ディスク発行と同時に,外付け光学ドライブでのインポートや,クライアントPCの光学ドライブで操作して台数無制限でのインポートが可能な点も大きな特長である。リマージュパブリッシャー装置のコントロールPCはSSDを採用しており,高速なデータ処理速度が得られる。

なお,同社製品はいずれもオプションでBlu-rayディスク(BD)にも対応しており,オフラインデータアーカイブとしての利用にも適している。また,実際の導入に当たっては,同社独自のソフトウエア統合ツールにより,HIS / RIS / PACSなどのあらゆるメディカルITシステムとの接続,統合・連携も容易に構築できる。

新製品の「MDS-2450」

新製品の「MDS-2450」

 

2機のレコーダーと3つのディスクビンを搭載

2機のレコーダーと3つのディスクビンを搭載

 

RMSのPACS検索画面

RMSのPACS検索画面

 

●24時間,365日稼働できる優れた安定性・処理能力が特長の最上位モデル「MDS-8300」

産業用パブリッシャーアームを搭載した最上位モデルのMDS-8300は,24時間,365日稼働できる高い安定性と優れたパフォーマンスが最大の特長であり,世界的企業であるAmazon社などでも活用されている。4機のレコーダーと4つのディスクビンを搭載し,異なる種類のディスクを4種類まで装填可能で(最大装填枚数400枚),最高で連続400枚のディスクを発行することができる。高品質な600dpiの熱転写プリンタの搭載により,業務用印刷品質での発行が可能なほか,出来上がったディスク表面はラミネータで保護シートが貼られるため,傷や水濡れにも強い。また,経年劣化により破損しやすい内蔵レコーダーを簡単に交換できるリムーバル式を採用したことで,より安定した稼働を実現している。

最上位モデルの「MDS-8300」

最上位モデルの「MDS-8300」

 

最高で連続400枚のディスクを発行が可能

最高で連続400枚のディスクを発行が可能

 

●高い印刷品質や安定性で医療用途に最適な「MDS-6000」

MDS-6000は,MDS-8300と同じ産業用アームと600dpiの高品質熱転写プリンタを搭載しているが,よりコンパクトな製品となっている。その優れたパフォーマンスと設置性の高さから医療用途に最適であり,1日の発行枚数が30枚を超える施設に適した製品となっている。2機のレコーダーと3つのディスクビンで最大装填枚数150枚,連続100枚のディスクを発行することができる。

高品質かつ設置性に優れた「MDS-6000」

高品質かつ設置性に優れた「MDS-6000」

 

●狭い設置スペースにも対応でき,低コストでの運用が可能な「MDS-A20」

連続20枚の発行が可能なMDS-A20は,上位モデルと同等のディスク発行およびインポートの機能を有し,かつ狭い設置スペースにも対応可能なコンパクトさが特長である。インクジェットプリンタの搭載により市販のCD / DVDを使用可能なため,消耗品を低コストに抑えることができる。

最もコンパクトで経済性にも優れた「MDS-A20」

最もコンパクトで経済性にも優れた「MDS-A20」

 

●USBメモリを用いたデータ発行が可能なUSBパブリッシャー装置「Maestro」を参考出展

今回初めて参考出展されたUSBパブリッシャー装置Maestroは,大小2種類のパッケージとUSBメモリを用いてデータ発行をすることができる。USBメモリは16GB,32GB,64GB,128GBが用意されており,データ容量を合わせてデータを入力すると自動で発行される。削除不可のUSBメモリの作成も可能であり,主に医療以外の用途での使用が想定されている。

USBパブリッシャー装置「Maestro」

USBパブリッシャー装置「Maestro」

 

大小2種類のパッケージを選択可能

大小2種類のパッケージを選択可能

 

●お問い合わせ先
社名:リマージュジャパン株式会社
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-2-2-9F
TEL:03-6452-8780
URL:https://www.rimage.com/japan/


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