ITEM2026 PSP 取材速報
クラウドPACS「NOBORI」を基盤に,AIやRISなどによる医療情報のエコシステムの提供をアピール
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2026-4-18
PSPブース
PSPは,「クラウドPACS×次世代AIで,現場を動かす。AIソリューションで,診療の精度&効率アップ」をテーマに掲げて展示を行った。同社は,クラウドPACS「NOBORI」を基盤に,AIやRIS・治療RIS,レポートシステム,統合検査情報といった医療情報システム全体をクラウドで一元的に運用できる環境を整備してきた。ITEM 2026では,これらのシステムがNOBORIの専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」に統合されたことで,クラウド環境での医療情報のエコシステムを提供できることをアピールした。
NOBORIの専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」
AI診断支援プラットフォーム「NOBORI PAL AI」は,AIRS Medical Japan社のMR画像を高画質化する「SwiftMR」など新たに4種類のソフトウエアを追加した。ユーザーは使いたいソフトウエアだけを選んで利用できる。また,AIに関しては,キヤノンメディカルシステムズとの協業に基づくAI解析表示機能を紹介した。画像ビューワの「NOBORI Viewer」の「FWF解析表示」ボタンをクリックすると,キヤノンメディカルシステムズの読影支援ソリューション「Abierto Reading Support Solution」の解析用ビューワ「Findings Workflow」を展開する。従来は,「Temporal Subtraction For Bone(TSB)」などが利用できたが,VUNO社の胸部CT画像診断支援画像ソフトウエア「VUNO Med-LungCT AI」にも対応。AI解析専用のレイアウトで,病変候補をマーキングした画像をシームレスに表示する。
「NOBORI Viewer」とキヤノンメディカルシステムズの解析用ビューワ「Findings Workflow」のシームレスな連携が可能
RIS「ARIStation」はITEM 2025でクラウド対応を発表したが,今回はさらに治療RISもNOBORI-CUBEで運用できるようになった。これにより,ハードウエアなどの初期費用を抑えた導入が可能になるほか,保守管理の省力化も図れる。
治療RISもNOBORI-CUBEでの運用が可能
ほかに,ブースでは患者ごとの検査情報を時系列でマトリックス表示する「統合検査情報」も紹介した。画像・レポートおよび各種検査結果をワンクリックで呼び出せる。これにより,画像診断業務の効率化とともに,依頼科との情報共有も図れる。
さらに,クラウド型線量管理システム「MINCADI」もでモンストレーションを行った。2020年4月から医療放射線被ばくの線量管理・記録が義務化され,医療機関では線量管理システムの導入が進んだが,他社システムからの乗り換えニーズが増えている。複数施設のデータを比較しながら自施設の線量標準化に活用できる点が特徴だ。
更新需要に応えるクラウド型線量管理システム「MINCADI」
検査予約サービス「TONARI」は,現在100施設以上が活用している。画像データをCDなどの物理メディアで送付していた従来の運用をオンライン化。依頼元施設での画像送信と依頼先施設での画像・レポートの即時参照を可能にする。24時間オンライン予約にも対応し,業務負担の軽減と結果取得の即時性向上が期待される。
現在100施設以上が活用する検査予約サービス「TONARI」
PHRサービスである「NOBORI PHR」は,着実にユーザーを増やしている。患者が自身のスマートフォンから画像や検査情報を確認できるサービスで,医療機関と患者の信頼関係構築にも寄与する。さらに,病理PACS「NOBORI for Pathology」も紹介した。
患者が自身のスマートフォンから画像や検査情報を確認できるPHRサービス「NOBORI PHR」
●お問い合わせ先
社名:PSP株式会社
住所:〒108-0075 東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス 25階
TEL:03-4346-3180
URL:https://www.psp.co.jp
