ITEM2026 島津製作所 取材速報
ライブプレゼンテーションを中心に,膝関節の側面撮影を支援する新機能が搭載可能となった一般撮影装置「RADspeed Pro SR5」など主要5製品を紹介
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2026-4-18
島津製作所ブース
島津製作所は,「Evolution,Innovation,Transformation―solving challenges together― みえる良さ,きこえる価値。ライブで実感する医療の未来」をスローガンに掲げ展示を行った。このスローガンが示すとおり,今回の展示では,社員自身によるライブプレゼンテーションを中心とした展示を展開。一般撮影装置「RADspeed Pro SR5 Version」,回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX9 Version」,血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」,X線テレビシステム「SONIALVISION G4」,外科用X線TVシステム「OPESCOPE ACTENO」の主要5製品について,それぞれ1日に複数回のライブプレゼンテーションが行われ,いかに臨床現場の困りごとを解決できるかがわかりやすく紹介された。また,同社は昨年,創業150周年を迎えたが,今年は同社が日本で初めてX線撮影を行った記念すべき年であることがアナウンスされた。
一般撮影装置のRADspeed Pro SR5 Versionは,操作負荷の軽減や患者のケアに集中できる環境の提供をコンセプトに開発されており,使いやすさと検査効率を追究したさまざまなオプション機能を搭載することが可能である。ITEM開催直前の4月8日には,新たなオプションとして,膝関節側面撮影を自動で補正するAIを活用した位置補正用画像解析ソフトウエア「Ortho-Navi」が発売され,今回の展示でお披露目された。屈曲や旋回などの自由度が高く,他部位よりも細かい調整が必要で撮影の難易度が高い膝関節の撮影においても,AIが内側顆と外側顆の位置関係のズレを自動で判定,検出し,再ポジショニングを支援する。これにより,撮影回数の低減や再撮影精度の向上,患者の被ばく低減などが期待できる。
一般撮影装置「RADspeed Pro SR5 Version」
AIで膝関節側面撮影を支援する位置補正用画像解析ソフトウエア「Ortho-Navi」
回診用X線撮影装置のコーナーでは,昨年販売が開始されたMobileDaRt Evolution MX9 Versionが展示された。病棟や手術室などの環境においても,診断に寄与する良好な画像を安定して取得するためのさまざまな機能が搭載されている。従来のメインモニタに加えて,X線照射部にセカンドモニタが搭載されたほか,3Dカメラ,レーザーナビゲーション(いずれもオプション)を用いた撮影支援機能「VISION SUPPORT」を使用することで,ポジショニング不良による再撮影を防ぎ,ワークフローの改善や撮影精度の向上,被ばく低減などに貢献する。
回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX9 Version」
血管撮影装置のコーナーでは,Trinias series with SCORE Operaと,音声認識機能の「SMART Voice」を組み合わせることで,ワークフローが改善する様子がデモンストレーションされた。SMART Voiceは,モニタ懸垂器に取り付けた専用マイクに向かって製品名の「Trinias」,続いてコマンドを発声することで,ステント強調処理などのアプリケーションの立ち上げや,透視保存,画像操作などに関する操作が可能となる。今回のITEMでは,SMART Voiceがアップデートされ,従来の13種類のコマンドに加えて,Cアーム操作やモニタレイアウトの変更などが可能になったことが紹介された。
血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」と音声認識機能の「SMART Voice」のデモンストレーションの様子(展示ではマイクを寝台に設置)
X線テレビシステムのコーナーでは,多目的に使用可能な「SONIALVISION G4」が展示された。天板を移動することなく,画角内の視野移動と関心領域の拡大表示が可能なFPD画角内視野移動機能「SmartFOV」や,ガイドワイヤなどの微細なデバイスを強調表示して視認性を向上する透視画像処理技術「DeEP」,画像の背景ノイズ成分をリアルタイムに低減することで観察部位の強調表示が可能な「SCORE PRO Advance」など,手技を支援するさまざまな機能が紹介された。
X線テレビシステム「SONIALVISION G4」
これらのほか,X線装置関連では外科用X線TVシステム「OPESCOPE ACTENO」が展示された。操作性を追求したワイドCアームと,セッティングを考慮したコンパクト設計,低線量かつ高画質などが特長となっている。
外科用X線TVシステム「OPESCOPE ACTENO」
●お問い合わせ先
社名:株式会社島津製作所
住所:京都市中京区西ノ京桑原町1
URL:https://www.med.shimadzu.co.jp/
