ITEM2026 バリアン メディカル システムズ 取材速報
「RapidArc Dynamic」や「TrueBeam HyperSight」など,先進的な高精度放射線治療を提供するためのソリューションを軸に展示を構成
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2026-4-19
バリアンメディカルシステムズの展示エリア
バリアンメディカルシステムズは,SIEMENS Healthineersのパーパスである「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably. ヘルスケアを,その先へ。すべての人々へ。」のもと,シーメンスヘルスケアとの合同ブースで,検査・診断から放射線治療に至るまでのがん医療の包括的なポートフォリオを提案できることをアピールした。今年からブースデザインが一新され,SIEMENS Healthineersグループとしてのブランドの統一化が図られた。
展示の中心となったのは,2025年7月に販売が開始された次世代の高精度放射線治療ソリューション「RapidArc Dynamic」と,先進的な次世代のイメージングソリューション「HyperSight」を搭載した放射線治療装置「TrueBeam HyperSight」である。
RapidArc Dynamicは,放射線治療計画システム「Eclipse」の最新バージョン18.1と,放射線治療装置「TrueBeam」のバージョン4.1のオプション機能として搭載可能である。従来の高精度放射線治療である強度変調放射線治療(IMRT)/強度変調回転放射線治療(VMAT)では,マルチリーフコリメータを個別に動かすことで,がんの形状に合わせたビーム成形を行い,がんへの線量集中性を高めるが,RapidArc Dynamicでは,さらに,照射中にコリメータをダイナミックに回転させることで,より高精度かつ効率的に腫瘍への線量集中性を高めることが可能となる。また,正常組織への影響を低減できることも大きな利点である。
次世代の高精度放射線治療ソリューション「RapidArc Dynamic」のイメージ
従来のStatic CollimatorとRapidArc Dynamicのフルエンスマップの比較
一方,TrueBeam HyperSightは,TrueBeamにHyperSightを搭載したことで,CBCT撮影時のガントリ回転速度が従来の約1.5倍に高速化した。HyperSightではイメージングパネルが43cm × 43cmに拡張したほか,画像再構成アルゴリズムが改良され,また,金属アーチファクト低減技術が搭載されたことで,治療計画CT画像と遜色のない高画質の取得が可能となった。これらによって,より高精度な画像誘導放射線治療(IGRT)が可能となるほか,HyperSightの画像を再治療計画などにおける治療計画CT画像の代わりに使用することもできる。RapidArc Dynamicと組み合わせることで,さらなる高精度化が図られ,より個別化された放射線治療が提供できるようになる。
なお,ブース前面には,HyperSightを搭載したリング型ガントリの放射線治療装置「Halcyon HyperSight」の実機が展示された。
次世代のイメージングソリューションを搭載した放射線治療装置「TrueBeam HyperSight」
治療計画CTとHyperSightの画像の比較
リング型ガントリの放射線治療装置「Halcyon HyperSight」
適応放射線治療のトータルソリューションである「ETHOS Therapy」については,ソフトウエアのバージョンが2.0になったことがアナウンスされた。AIセグメンテーション技術によってコンツーリングできる部位が増加し,71部位に対応することがアナウンスされた。
コンツーリングにおけるAIセグメンテーションの対応部位
これらのほか,アフターローダシステム「BRAVOS」では,アプリケータがさらに充実し,子宮頸がん治療用のリングアプリケータが追加されたことが紹介された。
アフターローダシステム「BRAVOS」とアプリケータ
●お問い合わせ先
社名:株式会社バリアン メディカル システムズ
住所:141-0032 東京都品川区大崎1丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL:マーケティング部 TEL 03(4486)5235
URL:https://cancercare.siemens-healthineers.com/ja
