RSNA2012 シーメンス - US
US:ワイヤレスのACUSON Freestyleを発表

2012-11-28

シーメンスヘルスケア

超音波


ワイヤレスの超音波診断装置。左が本体,手に持っているのがプローブ

ワイヤレスの超音波診断装置。
左が本体,手に持っているのがプローブ

RSNA2012 [第2日目:11月26日(月)]

シーメンスは,ワイヤレストランスデューサ(探触子)を採用した超音波診断装置の新製品である「ACUSON Freestyle」を大きくアピールした。FDAの510kは取得済みで,製品のリリースは2013年4~6月ごろを予定しており,日本でもそれに合わせて薬事取得を進める予定とのことだ。

Freestyleという製品名は,ケーブルで拘束されていたこれまでの超音波装置から自由になることを意味している。シーメンスでは,ワイヤレスの探触子とPCモニタ程度の大きさのコンパクトな本体のメリットを生かして,診断領域はもちろん,治療や処置といった領域での使用を想定している。ケーブルフリーになったことで,手術室などでの感染症リスクの低減をはじめ,生検やRFA治療などの手技の際のパフォーマンスの向上も期待できるとしている。

本体はPCモニタサイズでバッテリー駆動が可能

本体はPCモニタサイズでバッテリー駆動が可能

 

シーメンスのACUSON Freestyleは,Bモードとカラードプラが可能な超音波診断装置で,ワイヤレス探触子は携帯電話を一回り大きくした程度の形状でバッテリーを内蔵する。プローブには,スクロール,フリーズ,アンフリーズの操作が行えるインターフェースを備えており,本体から離れていても一通りの基本的な操作が可能で,患者に集中した検査や手技が行えることがメリットだ。本体と探触子間の通信は,シーメンスの独自規格であるUWB(Ultra Wide Band)を採用しており,8GHzのスピードと広いバンド幅で,信頼性の高い安定したデータの送受信を可能にしている。また,操作開始時に本体とプローブをイニシエーションすることで,他の装置や電波の干渉を受けないようになっている。また,プローブの紛失を防ぐため,プローブを持ったまま一定距離以上離れると,プローブからアラームが鳴る機能を備えた。プローブのラインナップは,表在用のリニアトランスデューサが13MHz,8MHzの2種類,腹部用コンベックスのカーブドアレイの5MHzトランスデューサの合計3種類が使用可能だ。

ワイヤレス探触子。連続90分の検査が可能。

ワイヤレス探触子。連続90分の検査が可能。

探触子に基本的な操作が行えるインターフェースを備える。

探触子に基本的な操作が行えるインターフェースを備える。

 

本体はバッテリーのみで約1時間稼働,プローブは連続使用で90分の稼働が可能。プローブのバッテリーは脱着可能で,本体に充電ポートを備える。装置の起動時間は約20秒で,フォーカシングやゲインの調整などは自動的に最適化され,電源を入れればすぐにスキャンができるようになっている。

今後,正式な製品化に向けて最終的なブラッシュアップを進める予定で,バイオプシーのニードルブランケットなどのアクセサリーや,壁掛けやポールタイプのカート,画像の外部出力への対応などを進めていくという。

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