RSNA2025 バイエル - テーマ 
米国で販売開始されたマルチペーシェントユースCTインジェクションシステム「Centargo」や造影剤ラインアップなどをトータルでアピール

2025-12-2

RSNA2025テーマ

バイエル


Bayer(バイエル)ブース

Bayer(バイエル)ブース

Bayer(バイエル)は,昨年のRSNA2024では直前に米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得したマルチペーシェントユースインジェクションシステム「MEDRAD Centargo CTインジェクションシステム」(以下,Centargo)をメインに,スループット向上による医療従事者,患者双方へのメリットや消耗品や造影剤の廃棄量の軽減などによる環境改善への貢献などについてアピールした。今回の展示では,「connectivity(コネクティビティ)」をキーワードに,インジェクタに加え造影剤や放射線量や造影剤の管理,レポート出力などを行う線量管理システム「Radimetrics」など,同社のラインアップによる造影検査のトータルソリューションをアピールした。

インジェクタはCentargoのほか,MRI用インジェクションシステム「MEDRAD MRXperion」,米国で展開するCT用インジェクションシステム「MEDRAD Stellant FLEX」(日本未承認)の実機が展示された。Centargoは米国内ですでに60数台が発売されており,従来のシングルユースから,複数の患者に連続使用が可能なマルチペーシェントユースへの切り替えが予測される。

マルチペーシェントユースCTインジェクションシステム「MEDRAD Centargo CTインジェクションシステム」

マルチペーシェントユースCTインジェクションシステム「MEDRAD Centargo CTインジェクションシステム」

 

米国で展開するCentargoのデイセット。環境に配慮した包装になっている。

米国で展開するCentargoのデイセット。環境に配慮した包装になっている。

 

また,非イオン性尿路・血管造影剤など,バイエルの造影剤ラインアップが展示されたほか,ブース内には,「Visionary Theater」も設置され,Centargoの活用や画像診断の未来についての講演が行われた。

11月30日(日)には,日本からの参加者向けに「Bayer Lecture Conference in Chicago 2025」が市内ホテルで開催された。「ラジオロジーとサステナビリティ〜産学連携の可能性を考える」をテーマに,富山憲幸氏(大阪大学),山田 惠氏(京都府立医科大学)の両氏が座長を務め,Maura J. Brown氏 (ブリティッシュコロンビア大学),隈丸加奈子氏(順天堂大学),大田英揮氏(東北大学)の講演とパネルディスカッションが行われた。

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