RSNA2025 フィリップス - US 
直観的操作と上位機種から継承した技術で,ビギナーからエキスパートまで迅速・正確な超音波検査を支援する「Flash 5100」

2025-12-2

フィリップス・ジャパン

超音波(US)


幅広い領域のポイントオブケアに対応する「Flash 5100」(日本国内での展開は未定)

幅広い領域のポイントオブケアに対応する「Flash 5100」
(日本国内での展開は未定)

Philips(フィリップス)のUSは,診療科や使用シーンごとに複数の製品を出展し,デモンストレーション展示を行った。中でも注目されたのが,ポイントオブケア向けの新製品「Flash 5100」(日本国内での展開は未定)である。救急や集中治療,麻酔科,周産期,小児科など幅広い領域で,エコーを専門としないスタッフも使用できる直観的な操作性と,放射線科向け装置から継承したxMATRIXトランスデューサや循環器領域のアプリケーションなどの高い性能を併せ持ち,ビギナーからエキスパートまで迅速で正確な超音波検査を支援する。
装置外観も従来の据置型システムから一新し,縦型のタッチパネルディスプレイと簡素化されたコントロールパネルで構成。放射線技師や看護師,ERのレジデントなど超音波装置の専門知識を持たないスタッフにも扱え,外傷での腹腔内貯留液や肝臓の裂傷,腎結石の有無などを迅速に確認できる。タッチパネル操作とコントロールパネル操作のいずれかだけでも検査を遂行でき,ユーザーが使いやすい操作方法を選べる点も特徴だ。Bモード,Mモード,パワードプラ,カラードプラの走査モードを利用できる。

従来の据置型から外観も一新

従来の据置型から外観も一新

 

縦型のタッチパネルディスプレイの操作だけで検査を遂行可能

縦型のタッチパネルディスプレイの操作だけで検査を遂行可能

 

トラックパッドと数個のボタン・ダイヤルで構成されるコントロールパネル

トラックパッドと数個のボタン・ダイヤルで構成されるコントロールパネル

 

また,トレーニングをサポートする機能として,遠隔コミュニケーションツール「Collaboration Live」にも対応する。例えば,ERなどで超音波検査に慣れていないスタッフが,Flash 5100の画面やWebカメラでトランスデューサを操作する手元の映像を遠隔地のPCとリモート接続し,エキスパートからトレーニングや検査サポートを受けることができる。

遠隔コミュニケーションツール「Collaboration Live」にも対応

遠隔コミュニケーションツール「Collaboration Live」にも対応

 

また,US向けのエンタープライズITソリューションとして,院内の超音波診断装置を一元管理できる「Skylight」(国内外の展開は未定)を紹介した。装置の所有状況,使用状況,パフォーマンスを一覧やグラフで確認でき,適切な装置管理や活用を支援する。米国の大規模病院では,据置型からコンパクト型まで数百台を所有している施設もあり,移動型装置である超音波診断装置を管理することは容易ではない。従来,スプレッドシートなどを用いてマニュアルで行っていた管理が簡略化され,病院の経営にも貢献することができる。現時点ではフィリップス製装置が対象だが,将来的にはマルチベンダーの装置を管理することをめざしている。

院内に散らばる超音波診断装置を一元管理する「Skylight」(国内外の展開は未定)

院内に散らばる超音波診断装置を一元管理する「Skylight」(国内外の展開は未定)

 

装置ごとの使用状況やパフォーマンスをグラフなどで確認できる

装置ごとの使用状況やパフォーマンスをグラフなどで確認できる

フィリップス・ジャパン

超音波(US)


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