innavi net画像とITの医療情報ポータルサイト

ホーム
第5回医療革新セミナー

コニカミノルタQOLソリューションズと善光会,介護現場のオペレーションを変革する「ケアディレクターサービス」を紹介するメディアセミナーを開催

2019-10-23

共同開発を行った善光会の宮本隆史氏(左)とコニカミノルタQOLソリューションズ(株)の三浦雅範氏(右)

共同開発を行った善光会の宮本隆史氏(左)と
コニカミノルタQOLソリューションズ(株)の
三浦雅範氏(右)

コニカミノルタQOLソリューションズ(株)と社会福祉法人善光会は,介護現場で収集するデータの解析に基づき,現場のオペレーションを変革できる人材を育成する「ケアディレクターサービス」を共同開発した。また,同サービス開始を契機に,コニカミノルタQOLソリューションズは,新サービスブランド「HitomeQ(ひとめく)」を立ち上げ,その第一歩として,同社の介護施設向けサービス「ケアサポートソリューション」を「HitomeQケアサポート」としてリニューアルし,提供を開始する。2019年10月18日(金)に,トラストシティカンファレンス・丸の内(東京都千代田区)で開催されたメディアセミナーでは,コニカミノルタQOLソリューションズ(株)代表取締役社長の三浦雅範氏らが,これらのサービスの概要や今後の展開について解説した。

コニカミノルタQOLソリューションズは,画像技術とIoTを融合した介護施設向けサービスとして,ケアサポートソリューションを提供してきた。同ソリューションは,通知画像によるケア判断支援やスタッフ間の情報連携支援,入居者の状況を一括で把握できる状況把握支援により,夜勤人員の削減やケア品質の向上などを可能にする。また,転倒・転落時に自動保存された動画を確認できるため,医師や家族への説明や報告書作成に役立つ。

新たに提供するケアディレクターサービスは,施設スタッフをデータを活用した介護オペレーションの専門職であるケアディレクターとして育成するもの。ケアディレクターは,さまざまなデータや情報を基に状況を総合的に把握し,ICT機器を活用して現場スタッフへの情報提供を行うことで最適なケアを実現する。また,オペレーションを修正し,現場業務を変革する役割を担う。ケアディレクターの養成は,善光会サンタフェ総合研究所が監修協力したe-ラーニングと対面講義によるティーチング後,コニカミノルタの専属コーチによる約2か月間のコーチングで,データ活用が可能な業務環境やルールの構築,定着を行う。また,コーチング終了後も,高度な業務分析結果の提供やアドバイスなどのリモートサポートが受けられる。三浦氏は,コーチングスタッフを年度内に50名体制とし,2019年度は50施設,2020年度は100施設への提供をめざして展開していくとした。また,今後は「HitomeQ」のブランドの下,工務店や不動産企業などとも連携し,高齢者と介護者が共生する世界の実現をめざしていきたいと述べた。

三浦雅範 氏(コニカミノルタQOLソリューションズ)

三浦雅範 氏
(コニカミノルタQOLソリューションズ)

   

 

ケアディレクター養成の流れ

ケアディレクター養成の流れ

 

続いて,ケアディレクターサービスを共同開発した社会福祉法人善光会最高執行責任者の宮本隆史氏が登壇した。まず宮本氏は,介護現場にICTが定着しない理由として,(1)介護スタッフは介護のプロであり,オペレーションのプロではない,(2)スタッフの流動性が高く,かつ年齢層の高い介護現場で,すべてのスタッフが機器の操作を熟知する状況を維持するのは非現実的,(3)センサ機器の導入により情報過多になり,混乱しがちな状況にある,の3点を指摘。その上で,介護の効率化を図り,新しい介護のあり方を確立する必要があるというコニカミノルタの課題認識が,善光会が掲げる理念と重なることから,今回の連携に至ったと説明した。善光会は,ディレクターサービスにおいて,ケアディレクターのスキル要件定義や自施設での実績を基に開発した教育コンテンツの提供,グループワークの講師派遣などを行う。教育コンテンツは,組織変革や業務改革,機器操作などのスキル習得を目的に,理論と現実をやさしく学べる内容となっている。また,善光会が認定している「スマート介護士」資格をレベル分けし,最上位に「スマート介護士Care Director」を設定する構想も紹介された。宮本氏は,これらの認定資格を介護スタッフの定量的な評価やモチベーションの向上につなげ,また介護職をキャリアデザインを描ける職種にしたいとの展望を語った。

宮本隆史 氏(善光会)

宮本隆史 氏
(善光会)

   

 

●問い合わせ先
QOLソリューションズ
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/care-support/inquiry.html

善光会 事業戦略室 広報担当
TEL 03-5464-8841

【関連コンテンツ】