技術解説(キヤノンメディカルシステムズ)

2015年10月号

CTC最新技術動向

高画質・低被ばくな大腸検査を実現する「Aquilion Lightning」,診断をサポートする「Vitrea」

「Aquilion Lightning」(図1)は,ガントリ内ユニットの設計を一から見直し,極限まで小型化・レイアウトの最適化を行いました。ガントリと寝台の設置面積は,最小設置面積9.8m2を実現しながらも,ガントリ開口径780mmを実現。470mmの寝台幅と相まって,2体位撮影が多い大腸CT検査時の体位変換を容易かつ安全に行うことが可能です。

図1 Aquilion Lightning外観

図1 Aquilion Lightning外観

 

検出器素材の最適化とデータ収集装置(DAS)の実装密度の最大化による電気ノイズの低減により,感度向上・ノイズ低減を実現した新型検出器“PUREViSION Detector”を標準搭載。また,新たにNPSモデルを搭載した最新逐次近似応用再構成法“AIDR 3D Enhanced”も搭載し,最新のハードウェアとソフトウェアにより,高画質・低被ばくな大腸CT検査を実現しています。

東芝社製ワークステーション「Vitrea」には,大腸解析で評価の高いザイオソフト社製の大腸解析ソフトウェア(図2)をオプション装備し,VGP(仮想切除標本展開像)を用いた効率的かつ高精度の読影・診断をサポートします。

図2 Vitrea大腸解析ソフトウェア(VGP画面)

図2 Vitrea大腸解析ソフトウェア(VGP画面)

 

●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon/

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