技術解説(富士フイルム)

2016年12月号

放射線線量管理システム技術解説

放射線部門管理支援サービス「ASSISTA Management(アシスタ マネージメント)」

●ASSISTA Managementとは

富士フイルムが提供する病院向け放射線部門管理支援サービスで,リモートメンテナンス回線を通じて放射線検査部門に配置される各制御装置「Console Advance」の撮影情報をオンラインで一元管理し,各種情報を自動でクラウドへアップロードすることで,さまざまな分析軸のグラフやリストに整理して簡単に表示することにより,撮影数・稼働率・写損率などのさまざまな実績を評価することが可能である。

●ASSISTA Managementの主な機能

1.部位,撮影者ごとのEI値(撮影線量指標)管理
収集されたEI値をメニューごとに,日・週・月ごとの時系列表示など推移が簡単に確認でき,グラフやリストの表示が可能。

2.Console情報の一元管理
毎日,各制御装置から一括で収集することで,依頼科ごと,撮影時間ごと,検査数,撮影数,検査所要時間,撮影室稼働率などのさまざまな統計をグラフによる表示が可能。

3.写損情報の一元管理
写損の情報を自動で収集し,各統計表示からドリルダウンによる絞り込み表示ができ,さらにサムネイル画像および撮影情報の表示が可能(図1)。

図1 メニュー別の写損率表示

図1 メニュー別の写損率表示

 

4.写損カンファレンス機能(有料オプション)
写損画像を高画質で収集し,正常画像との比較や同一検査,指定したモデル画像との比較とコメント入力が簡単にできる機能を提供(図2)。

図2 写損カンファレンス画面

図2 写損カンファレンス画面

 

5.セキュリティ
リモート保守サービス「ACTIVE LINE」経由のセキュアな環境下で情報をアップロードする。情報は,匿名化処理が行われ個人情報は含まない。各画像は施設内にとどめ,アップロードは行わない。

Console Advance(販売名:富士フイルム DR-ID300の構成品の画像処理ユニット,認証番号:221ABBZX0015000)

 

【問い合わせ先】
マーケティング部
TEL 03-6419-8033
URL http://fms.fujifilm.co.jp/

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