技術解説(GEヘルスケア・ジャパン)

2019年8月号

Women's Imaging 2019 最新技術

受診者/操作者/読影医のすべてに寄り添うマンモグラフィ装置「Senographe Pristina」

マンモグラフィ検査が敬遠される理由の一つである「痛み」に着目し,日本を含む世界中の先生方の意見を取り入れ,少しでも痛みや不快感を軽減できるよう開発された装置が「Senographe Pristina」である(図1)。

図1 乳房用X線診断装置 Senographe Pristina

図1 乳房用X線診断装置 Senographe Pristina

 

●受診者の不安や負担を和らげる外観とポジショニングをサポー卜する高い操作性

・ディテクタ/ブッキー:痛みを軽減できるよう薄く,角にいっそうの丸みを持たせ,後方部に広いワーキングスペースを確保した。
・ソフトアームレス卜:包み込むような LEDの光で緊張を和らげ,強く握りしめることができない形状にすることにより,大胸筋を弛緩させ,乳腺内の描出性能を向上させた。
・Tube Park Position:X線管部分が退避でき,操作者に無理のない姿勢での MLOポジショニングをサポートする。

●ターゲッ卜/フィルタ

2種類のターゲット(Mo,Rh)を持ち,各陽極の持つ特性X線を利用し,多様な乳房に適したターゲット/フィルタを選択することで,乳房厚や乳腺密度にかかわらず,低被ばくで高画質の画像が得られる。

●三次元画像再構成法

独自の逐次近似法“ASiRDBT”による三次元画像再構成で,線量低減やアーチファクト軽減を可能にした。
また,三次元的な広がりを持つ石灰化の分布を効率的に観察するため,独自のアルゴリズムによりアーチファクトを軽減した1cm厚の高画質な画像(SLAB)を開発。それと同時に,最小0.5mm間隔の画像(plane)も自動的に生成。石灰化の描出能が重要だからこそ,妥協することなく,高画質を追究している。

医療機器認証番号:228ACBZX00013000
販売名称:乳房用X線診断装置Senographe Pristina

 

【問い合わせ先】
Women’s Health営業推進部
TEL 0120-202-021
http://www.gehealthcare.co.jp/

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