Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.ブース

Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.（コニカミノルタ）は，South Hall Aにブースを構え，Digital Radiography，Service Solutions，PACS | RISなどのエリアに分けて展示を行った。展示の中心となったX線撮影領域では，フラットパネルディテクタ（FPD）の「AeroDRシリーズ」やX線動態撮影（Dynamic Digital Radiography：DDR）といったコニカミノルタ独自のコアな技術が米国で高く評価されており，幅広い医療機関で活用されている。一方，X線撮影装置については地域のニーズに最適な製品を提供するため，ローカルにて開発する手法をとっている。その実現のため，2014年にはX線撮影装置の開発を行っていたViztek社を買収し，ローカライズされたX線撮影装置を提供し続けてきた。今回の展示では，米国向けに開発された製品として，天井走行式撮影装置「KDR Flex」，Uアーム装置「KDR Advanced U-Arm（KDR AU）System」，移動型X線撮影装置「mKDR Xpress」（日本国内では「AeroDR TX m01」として展開）を紹介した。また，製品展示は行われなかったが，新製品として「KDR FMT/FMT+（床走行式撮影装置）」が紹介された。KDR Flex，KDR AU，mKDR XpressにはすべてDDRが搭載されており，多くの施設で活用され，その有用性が高く評価されている。KDR FMT/FMT+（床走行式撮影装置）についても今後，DDRが搭載予定であり，施設規模を問わずユーザーのニーズに合わせた多様なポートフォリオを提供できることがアピールされた。

天井走行式X線撮影装置「KDR Flex」

UアームX線撮影装置「KDR Advanced U-Arm（KDR AU）System」

フラットパネルディテクタ「AeroDRシリーズ」

これらのほか，Service Solutionsのエリアでは，X線撮影装置での撮影や稼働状況などの情報を一元的に管理するサービス「AeroRemOte INSIGHT」（日本国内では「RADInsight」として展開）が紹介された。グループ病院間での検査状況をさまざまな切り口で評価できるため，一般撮影における経営指標分析ツールとして活用できる。

Service Solutionsのエリアでは経営指標分析ツールとして活用可能な「AeroRemOte INSIGHT」を紹介

また，PACS | RISのエリアでは，コニカミノルタが米国で開発した「exa PACS | RIS」に追加する形で，クラウドや遠隔読影のワークリストなど，さまざまなパートナーと連携したソリューションを提供できることがアピールされた。

「exa PACS | RIS」はさまざまなパートナーと連携したソリューションを提供