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RSNA2025 フィリップス - テーマ 世界初の3.0TヘリウムフリーMRI「BlueSeal Horizon」などを披露し,より良い医療をより多くの患者に届けるためのソリューションを展開

2025-12-1

フィリップスブース

フィリップスブース

Philips(フィリップス)は,“Better care for more people”をテーマに掲げ,MRI,CT,超音波診断装置,Image Guided Therapy(IGT)などの新製品を中心にブースを構成した。初日(11月30日)10時半からはNorth Hallの展示ブース(#6730)でアンベールイベントが行われ,MRIとCTの新製品がお披露目された。
MRIでは,世界初の3.0TヘリウムフリーMRI「BlueSeal Horizon」(510 k Pending,薬機法未承認)が登場。一方,CTはスペクトラルCT「Verida」(510 k Pending,薬機法未承認)が発表された。Veridaに搭載される第3世代の二層検出器はAI画像再構成に最適化しており,AI画像再構成「Spectral Precise Image」により高解像度なスペクトラル画像を全身領域で取得できる。
超音波診断装置の新製品「Flash 5100」(日本国内での展開は未定)はポイントオブケアに向けた装置で,トップレベルの画質性能と誰もが使いやすい操作性が特長となっている。縦型のタッチパネルディスプレイと簡素化されたコントロールパネルで直観的なスキャンや計測が可能なほか,遠隔コミュニケーションツール「Collaboration Live」も採用している。
Image Guided Therapy(IGT)では,血管撮影装置「Azurion」に搭載可能な脳血管治療用アプリケーション「SmartCT 3.0」(510 k Pending,日本国内では2024年に発売)により加速するDirect to Angio Suite(DTAS)を提案したほか,光ファイバー技術によりX線を使わずにガイドワイヤなどのデバイスをリアルタイムに可視化し手技をサポートする「LumiGuide」などユニークなソリューションをアピールした。

また,North Hall 内にBlueSeal Mobile Truck(#6143)を展示し,デモンストレーションを行った。1.5Tにおけるヘリウムフリーのラインアップ拡充だけでなく,高磁場MRIをトラックに搭載したモバイルMRI,そして今回発表された3.0TのBlueSeal Horizonと,ヘリウムフリーMRIのパイオニアとして一歩先をいく取り組みをアピールした形だ。

世界初の3.0TヘリウムフリーMRI「BlueSeal Horizon」(510 k Pending,薬機法未承認)

世界初の3.0TヘリウムフリーMRI「BlueSeal Horizon」(510 k Pending,薬機法未承認)

 

フィリップスのCTの最上位機種となるスペクトラルCT「Verida」(510 k Pending,薬機法未承認)

フィリップスのCTの最上位機種となるスペクトラルCT「Verida」(510 k Pending,薬機法未承認)

 

AI画像再構成「Spectral Precise Image」と仮想単色X線画像(MonoE)により解像度とコントラストが向上(右)

AI画像再構成「Spectral Precise Image」と仮想単色X線画像(MonoE)により解像度とコントラストが向上(右)

 

ポイントオブケアをターゲットにした超音波診断装置「Flash 5100」(日本国内での展開は未定)

ポイントオブケアをターゲットにした超音波診断装置「Flash 5100」
(日本国内での展開は未定)

 

X線を使わない3Dデバイスガイダンス「LumiGuide」

X線を使わない3Dデバイスガイダンス「LumiGuide」

 

デモンストレーションを行ったモバイルMRI「BlueSeal Mobile Truck」

デモンストレーションを行ったモバイルMRI「BlueSeal Mobile Truck」

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